NHKWORLDにて紹介されました

NHK WORLDのNEWS LINEで、多様な働き方を実現させたい!というbabyCoの取り組みが紹介されました。

babyCoの立ち上げ初期から協力してくれた運営メンバーの、
babyCoでのご縁が元で事業が展開していったという事例を紹介していただいたり、
さらにはお子さんと一緒にプチ整体の施術をしていたセラピストさんをご紹介いただいたり、
たまたまいらっしゃったお客様の声も取り上げていただいたり、と、
ほんの数分ではありますが、babyCoの長所をしっかりとご紹介いただきました。

6/9(火)10時放送のNHK WORLD NEWSLINE

上記は動画になっておりますので、ぜひご参考にしていただければと思います。
1か月くらいの間、ご覧いただくことが出来るそうです。
※この動画の内容を、阿佐ヶ谷で英語遊びの場づくりをしているサニーサイドアップの今井千夏さんが、日本語に訳してくださいました。
千夏さん、本当にありがとうございました。


日本におけるワーキングマザーの現状は厳しいものとなっています。
働く母親の半分以上が出産から6ヶ月以内に仕事を辞め、ある調査によると65%の母親がより幅広く柔軟性がある仕事(週4日以内で働くなど)を求めています。しかし、キャリアを再スタートする母親たちに少しずつその状況に変化が出てきています。

NHKworldの泉谷 圭保記者によるレポートです。

こちらの東京の住宅地にあるコワーキングスペースは2年前に開業しました。このコワーキングスペースの目的は、近くに住むキャリア志向の女性が気軽に子どもと一緒にで立ち寄れる場をつくることです。毎日9:30~16:30まで利用できて、10ドル程度しかかかりません。日々、約10人ほどのお母さんたちが利用する場となっています。

こどもたちの泣き声は全く問題になりません。自営業の母親は自分の子どもと一緒に仕事が出来て、求職中の母親は新しいスキルを得ることができる仕組みを設けています。もしキャリアについての相談がしたければ、こちらのbabyCoの代表である、経験豊富なキャリアカウンセラー曽山恵理子さんに相談ができます。

(曽山さん)「子どもの世話をしながら仕事をするということは本当に大変なことです。そのような現状をみて、子どもを連れてきて保育士など他の人に子どもの面倒をみてもらいながら仕事ができるコワーキングスペースができたら理想的だなと思いました。」

日本では、公立の保育園において6歳までの子どもを受け入れる体制がありますが、空きがほとんどなく、特に都市部においては子どもを保育園に入れることが狭き門となっています。保育園に入れる以外の選択肢がない母親は仕事を辞めざるを得ないという現状もあります。

2013年2月に曽山さんは保育園の増設を訴え杉並区役所に嘆願書を提出。大々的にメディアに取り上げらました。しかし保育園が増えたとしても、まだまだフリーランスの母親や求職中の母親が保育園に入ることはかなり難しいという現実がありました。

その現実をみて、曽山さんは自らの仕事を辞め、そのような母親をサポートするために赤ちゃん連れにも優しいコワーキングスペースを開くことにしました。

そのコンセプトは、地域に住む専業主婦にも響くものでした。彼女たちは子どもを育てながら自らのスキルを磨くために場を利用することとなりました。
例えば、今、セラピストとして出産前に活躍していた何人かの女性がそこを訪れる母親たちにトリートメントを施しています。

(セラピストとして働く母親)「こういう場所で数時間でも働くことができるのは、日々の子育ての気分転換になります。」

2歳のお子さんがいらっしゃる橋本紗織さんのように、babyCoを通じて外部で開業した方もいます。
今年の初旬、橋本さんは曽山さんをきっかけに出会った方、さらにそのネットワークでつながったメンバーと共にオンラインの縫製サービスを開始しました。

彼女の事業では、少量のオーダーメードを依頼したい顧客からの注文を受けています。
この日は、ヨガのインストラクター講師からのヨガウエアの注文に関しての打ち合わせでした。

(ヨガインストラクター)「これは結構理想的なスタイルですね」
(橋本さん)「色々な着方ができると思います。とても面白いですね。」

今回の注文は、会社のHPに登録されている100以上ものプロの職人さんたちの中の1人に依頼したもので、顧客は20%のマージンを会社に支払います。この会社では過去3ヶ月間で30もの案件をこなしています。

橋本さんは現在理想的な働き方をしています。2日間は会社で過ごし、それ以外は家での仕事に集中することができ、来月には第2子を出産する予定です。

(橋本さん)「働くことを一度はあきらめようとしたこともありましたが、曽山さんに出会うことができて、今も働きながら支えてもらっています。」

曽山さんによると、相談にくる母親の多くは自分のキャリアをどのようにつくっていけばいいかを誰にも話すことが出来ない状況にあり、そのことで自己肯定感がとても低くなっている傾向があるといいます。

(曽山さん)「多くのお母さんたちが悩むところですが、会社に所属することだけが唯一の働き方ではありません。そのような考え方を変えることができたらいいな、と思います。」

曽山さんは、日本の多くの母親たちが自分の仕事と子育て環境に自信をもってほしいと願っています。そしてbabyCoが母親の新しい仕事の在り方をすすめていけたらと考えています。

NHKworldの泉谷 圭保記者でした。


また、その日の取材の様子を、上記の運営メンバーや、お客様がご紹介くださっています。
みなさま、ご協力ありがとうございました。

運営メンバーが事業に携わる「nutte」オフィシャルブログ

お客様としていらしていただいた方(こちらもセラピストさん!)のブログ